スケバンファイター2ND-INTRIGUE-
少子化の影響で各校は、伝統ある校風をゆるめてでも新規生徒を獲得しようと躍起になっていた。その結果、校風ばかりか人心までもが乱れてしまった。そんな教育行政の破綻を目の当たりにしながらも、各自治体の教育委員会は、何らの指導も果たせぬまま、ただ見ているだけであった。なぜならば教育委員会上層部が、こういった由々しき事態への黙認を条件に、学校経営者サイドから、個人献金名目のワイロを受け取っていたからなのである。これら腐敗を余儀なくされた学校には、魔の手が迫っていた。自由奔放教育を大っぴらに掲げて文部科学省を追放されたかつてのエリートの一団は、これら学校を乗っ取らんと密かに活動を開始していたのである。一方、文科省は表立った阻止行動には移せずにいた。そんなある日の事、特務機関の存在を耳にした心ある教育者一同は、その組織の長官に会って現在の非常事態を訴え、裏の教育委員会<俗称:UKI>とも言うべき彼らに、どんな手を使ってでもいいからと、K3潰滅を託したのである。そして、その任務を受けた堀切ミナミが、大道寺学園に乗り込むのであった!