涼川絢音

いまおかしんじ

夫がツチノコに殺されました。

夫の一郎と、携帯の電波も届かない山奥の滝を見に来た園子(涼川絢音)。そこで一郎は、ツチノコに襲われ瀕死の状態になってしまう。助けを呼ぶため園子が山道を降りようとすると醜い声が聞こえ、振り返ると人間ほどの巨大なツチノコが、一郎を咥えて巣穴に引きずり込もうとしていた。助けようと園子が駆け戻り、穴の中に手を伸ばすがそのまま腕が抜けなくなり朝を迎えることになってしまう。そこへ通り掛かったツチノコハンターの栗駒に助けてもらうが、その見返りにと園子は○されてしまう。栗駒は一朗はもう食い殺されている、ツチノコのことは誰にも信じて貰えない、と園子を諭すのだが…。
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再会の浜辺 後悔と寝た女

白い砂浜とコバルトブルーの海が美しい南の島。寝室でミカヨ(涼川絢音)と夫の準一がセックスをしている。ミカヨは足を抱え屈曲し、そのまま姿勢をキープする。夫婦は妊活中だった。翌日、町外れの巨大廃墟群で作業服姿の準一や吉井と数名の作業員が、地雷探知機を手に撤去作業中、準一は地雷を踏んでしまう。一方、過去に妻の浮気に逆上して殺人を犯してしまった元刑事の吉井は、準一の通夜でミカヨと対面し表情が変わるのだが…。
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しあわせ配達人・ユリ子

厳しい現実に悩む男達を相手に、時には家族の一員のように身の回りの世話をし、またある時はクライアントの性処理もいとわない、あらゆるサポートをする出張カウンセラー達がいる。それがNPO団体・きぼうの輪《しあわせ配達人》である。その中でもクライアントから天使のような存在と人気絶大なユリ子(朝倉ことみ)は、一年前まで平凡なOLをしていた。しかし妻子ある上司と不倫をしていて、上司の妻が第二子を妊娠したことをきっかけに友人の麻里(涼川絢音)に誘われこの仕事を始めるようになった。そんなユリ子が今日訪れたのは、妻に先立たれた後、娘にも家出され、塞ぎ込んでいる一人暮しの源五郎の家だったのだが…。
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私みたいな女 愛欲姉妹

美月(朝倉ことみ)の背中には外科手術の痕と思しき大きく醜い傷痕がある。美月の両親は、結合双生児として生まれた兄と妹であり、成長した二人の体内に子供が宿ってしまう。そして結合された肉体の中で生を受けた美月もまた、結合双生児の姉妹だった。幸い、姉妹の結合部分は背中の一部のみで、共有する臓器もなかった為、分離手術ができた。そんな生い立ちを持つ美月はある病院で勤務していたが、院長の佐藤は、人工透析が必要な彼女の弱みに付け込み美月を愛人にしていた。しかし佐藤の妻・ミカヨ(涼川絢音)に不倫が発覚し、家に乗り込んできた。そして佐藤との関係を清算すると告げる美月に、ミカヨは指を詰めての謝罪を要求するのだが…
みづなれい

私みたいな女

トラック運転手の吉川(川瀬陽太)は、社長の勧めでユリ子(朝倉ことみ)という女と結婚した。幸せな新婚生活の吉川だったが、じつはユリ子が社長の愛人で今なお関係が続いている事を知る。ある日、関係修復にと訪れた映画館で、妻のユリ子が通り魔に殺される。失意の中、ヤクザの高橋から弥生(みづなれい)を紹介された吉川は、彼女がユリ子の姿を重なることで落ち着きを取り戻していく。そしてそれ以降、自分に関わる女が皆ユリ子の姿に映るようになるのだった。しかし、弥生は吉川の前からある日突然姿を消してしまう。その後、傷害事件を起こし服役した吉川は、出所後、高橋から産廃業者の社長を紹介されるが、社長の妻・美月(涼川絢音)がやはりユリ子の姿にダブり…。
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ひまわりDays 全身が性感帯

長年フリーターのカズオは、トシエという看護師の恋人ができた事をきっかけに、不動産会社への就職も決まり、トシエを紹介するべく母を東京に呼ぼうとする。しかし、勤務先の社長とトシエの浮気現場を目撃してしまい、彼女と別れると同時に会社も辞めてしまった。荒んだ気持ちのまま、スナック《ひまわり》に入ったカズオは、ホステスのミカヨ(涼川絢音)に目を奪われる。屈託無い表情で笑顔を絶やさない彼女は、まるで天使の様だった。しかしミカヨには軽い知的障害があり、店のママ・アケミ(黒木歩)がさりげなくサポートしていたが…。
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ミカヨのクレヨン

《家に帰る途中、怪物に捕まったお姫様は、その怪物の館でずっと閉じ込められていた》それは、少女がクレヨンで描いた絵本の物語…《怪物は毎日お姫様をいじめたが、彼女はいつかきっと素敵な王子様が助けに来ると信じ、我慢した…》大人になった少女のミカヨ(涼川絢音)を殺し屋の元締めシズエ(ほたる)の息子タカシが突き上げる。しかし彼女は、平然とスケッチブックに絵を描き続けた。そして、絵本の顔に紫色のクレヨンを塗りたくると、その顔は物語の怪物になっていた…。一方テレビからは、ニュースレポーターの女が、『18年前、当時小学一年生の佐藤ミカヨさんが下校途中に忽然と姿を消し、未だに未解決の事件』だと語っていたのだが…。
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赤いふうせん

結婚式を目前に控えたミチル(友田彩也香)は、婚約者の准也と激しく絡み合っていた。その夜、准也のマンションからの帰り道、ひと気のない地下道で、赤い風船を手にしたピエロと遭遇する。怖くなり自宅に逃げ帰ったミチルだが、なんとクローゼットに潜んでいたピエロにレイプされ、数日後、謎の投身自殺をしてしまう。一方、同僚のユウ(佐倉絆)とマリ(涼川絢音)は、ミチルの葬儀の帰り道に喫茶店で話をしていた。するとカウンターの向こうに青白い顔のミチルが、二人を見つめている事にユウが気付くのだが…。
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ヤーニンジュの島 保険金サギ師ミカヨ

都心のタワーマンションに住む三沢はシズエ(ほたる)という女と再婚した。シズエにはミカヨ(涼川絢音)という娘がいたが、親子三人仲睦まじく暮らし始めていた。ある朝、三人で朝食を摂っていると、三沢がミカヨと家族になった記念に旅行を計画していると言い、その事を知ったミカヨは、嬉しそうに三沢の頬にキスをする。そして数日後、南の島の白い砂浜で、若い恋人同士の様にはしゃぐ三沢とシズエを静かに見つめるミカヨの姿があった…。